介護のヒント

【リハビリ専門職×ケアマネ】『介護は家でできる!』…でも、その前に知ってほしいこと(第1部)

【第1部】「介護は家でできる!」…でも、その前に知ってほしいこと

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介護を頑張るご家族の皆さん、 いつも本当にお疲れ様です。

「親の介護は、 やっぱり家でしてあげたい」

そう考える方はきっと多いのではないでしょうか。 長年住み慣れた家で、 穏やかに暮らしてほしい。

大切なご家族だからこそ、 まず最初にそう思うのはごく自然なことです。

私自身も、 もし自分の親に介護が必要になったら、 まずは家で暮らしていけるように環境を整えてあげたい。

そう思っています。

実際に、 少し離れた場所に住む祖母が数年前に介護を必要としたとき、 遠方にいたため直接手伝うことは難しかったのですが、 家でできる介護の方法や、 環境を整えるためのアドバイスをしたことがあります。


プロの目線で、あなたの「しんどい」に寄り添いたい

でも、 介護が実際に始まると、 理想と現実のギャップに直面することも多いですよね。

介護の悩みは個人的なことだからと、 なかなか他人に打ち明けられず、 孤立してしまう方も少なくありません。

以前、 介護をされていた方から 「介護の相談ができる人が周りに誰もいなかった」 と伺ったことがあります。

当事者である間は周りに言えなかったけれど、 介護が終わった後に、 友人から 「あの時、介護が本当に大変だったのよ」 と打ち明けられて、 実はみんな同じように悩んでいたのだと知ったそうです。

また、 テレビやインターネットで見る介護の理想像に、 現実のギャップを感じて精神的に疲れてしまう… そんなお声もよく聞きます。


介護は一人で抱え込むものではありません

私は理学療法士として16年間、 多くのご家族が在宅介護に奮闘する姿を見てきました。

病院で入院患者さんのリハビリを行う傍ら、 これまで介護保険の通所・訪問リハビリを通じて、 ご家族の介護の大変さに直面する場面にも数多く立ち会ってきました。

介護は、 決して一人で抱え込むものではありません。

でも、 どこに相談すればいいのか、 誰に頼ればいいのか分からないのが現実です。

このブログ**「介護サポートノート」**は、 そんなあなたの心にゆとりを生み出すための「地図」であり「ヒント集」です。

この記事を読み進めていただくことで、 在宅介護の現実と向き合う心構えと、 頼れる場所があるという安心感を得ていただけたら嬉しいです。


あなたが思い描く「理想の介護」ってどんな生活ですか?

介護用ベッドに寝ていたり、 リビングの椅子やソファに座っていたりするご家族に、 あなたが常に寄り添って手厚いケアをしているイメージでしょうか?

  • 栄養のあるものをしっかり食べてもらい、体調を崩さないようにする。
  • 衛生面に気を付けて、毎日お風呂に入れてあげる。
  • 筋肉が落ちないように、一緒に運動やリハビリメニューを頑張る。

「介護保険があるから大丈夫!なんとかなる!」

そんな漠然とした安心感があるかもしれません。

でも、現実はどうでしょう?

在宅での介護は、 24時間365日ずっと付きまとってくるものです。

朝も晩も関係なく、 介護が必要な場合も少なくありません。

  • 身体的な負担(足腰の痛み、睡眠不足)
  • 精神的なストレス(イライラ、社会からの孤立感)

そして何より、 介護に加えて、 仕事や家事、育児まで…

ご自身の時間が足りない!


介護保険の認定を持っているから大丈夫だと思っていても、 日々の細かなニーズには手が回らなかったり、 単位数の上限を超えてしまったりと、 「介護保険だけでは足りない」と感じる場面は多々あります。

このブログでは、 そんなあなたが一人で頑張りすぎないで済むよう、 介護保険ではカバーしきれない部分を補う方法について、 これから詳しくお伝えしていきますね。

ABOUT ME
ゆりえ
地域で暮らす高齢者を支えるご家族の皆様が、忙しく大変な毎日を少しでも楽でゆとりを生み出せる日々になりますように。そんな思いを込めてブログを書いています。現役のリハビリ専門職×介護支援専門員です。
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