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皆さん、こんにちは。
介護サポートノートのゆりえです。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
前回は、祖母との心に残る温泉旅行の思い出をお話ししました。
今回は、その後の祖母の終末期の状況と、遠方に住む私が行った情報支援、そして心に残った後悔についてお話しします。
1. 脳梗塞の発症と最期の入院
温泉旅行に連れて行ってから約2ヶ月後のことです。
祖母は脳梗塞を発症し、入院となりました。
幸い、脳梗塞自体はそれほど重度なものではありませんでした。
しかし、祖母には元々の筋力や体力の低下、そして過去の心筋梗塞など、多くの内科的な持病がありました。
脳梗塞そのものよりも、これをきっかけに体力がさらに落ち、どんどん体が弱っていってしまったという状況です。
祖母は、この入院を機に一度も自宅に帰ることはありませんでした。
2. 回復期から療養型病院へ
最初は脳梗塞の治療のために急性期病院に入院しました。
治療が終わると、回復を目指してリハビリ専門の病院に転院しました。
回復期病院では、自宅に戻るため、または施設に入るためのリハビリを行います。
しかし、徐々に持病や体力面の問題が大きくなっていきました。
リハビリを続けても回復が見込めず、次第に体が弱っていってしまったのです。

最終的に、祖母は療養型病院に転院しました。
療養型病院とは、自宅や施設での生活が難しく、医療的なケアや長期的な入院が必要な方が過ごす病院です。
祖母はそこで最期を迎えることになりました。
3. 遠方で身動きが取れなかった心残り
祖母が介護保険を使い始めたのは、今から5〜6年前のことです。
私はその当時、子どもがまだ小さく、仕事が忙しくもありました。
祖母の家は飛行機で移動するような遠い距離です。
そのため、休みを取って頻繁に会いに行くことが難しく、身動きが取れない状態でした。
現場で動いている母や叔父たちも、介護保険サービスの手続きや利用に「どうしたらいいのか」と戸惑っていました。
近くで動いてあげたかったのに、それができなかったことは、今でも私の中に大きな心残りとして残っています。
4. 専門職としての情報支援の限界
直接的な介護はできませんでしたが、私は専門職として情報での支援を試みました。
母や叔父たちに、まず「地域包括支援センター」に相談すべきこと、そして「介護保険の申請」をしてサービスを使った方が良いことを伝えました。
何から手をつければいいか分からない現場のご家族にとって、相談先を教えるだけでも大きな助けになったと思っています。
ただ、この支援は口頭や電話でのアドバイスが中心で、現場で動き回ることはできませんでした。
この「口だけしか動けなかった」という点が、私の中での正直な心残りです。
しかし、私が情報提供できたことで、ご家族が介護保険のサービス利用に向けて動き出すきっかけにはなれたと思っています。
5. 妹(看護師)の協力とオンラインでの連携
幸いなことに、私の妹は看護師をしています。
妹は私と同じく遠方に住んでいましたが、私に代わって現地で動いてくれました。
例えば、介護保険のサービス利用を開始する際に行われる「サービス担当者会議」という話し合いの場があります。
ご本人、ご家族、ケアマネジャー、サービス担当者が集まる会議ですが、妹がわざわざ飛行機に乗って参加してくれました。
また、祖母の歩行器をレンタルすることになった際も、妹が福祉用具事業所の担当者と一緒に選定の場に立ち会ってくれました。
その時、妹が私にLINE電話をかけてくれ、テレビ電話を通して、私も歩行器の選定にオンラインで立ち会うことができました。
祖母に必要なサービスは何だろう、と提案することもできました。

現場で動いているご家族からすれば、「全然何もやっていない」と思われるかもしれません。
ですが、遠方にいる私でも、このように少しでも役に立てたことがあれば、良かったと思っています。
(【第4話】へ続く)
※記事中の写真は、筆者の体験を伝えるためのイメージであり、AI生成画像を使用しています。
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