大切なご家族を支えるあなたへ:
こんにちは、現役・理学療法士のゆりえと申します。
このブログを通じて、大切なご家族の介護を日々頑張っていらっしゃる皆様へ、心からのメッセージをお届けしたいと思います。
私はリハビリ専門職である理学療法士として16年、ケアマネジャーの資格を取得して10年の経験を持つ中で、多くの高齢者の方々とそのご家族と出会い、様々な「しんどさ」を目の当たりにしてきました。
私の原点:介護の現場で感じたこと
私はこれまで、整形外科クリニックでのリハビリ、介護保険を使った通所リハビリ、そしてご自宅へ伺う訪問リハビリと、様々な現場で高齢者の方々と向き合ってきました。特に介護保険が適用される現場では、ご家族の皆様との関わりが深く、そのご苦労を肌で感じることが多かったです。
「仕事と介護の両立で、自分の時間がないんです…」
「一日中親を見ているから、息抜きする場所がなくて…」
そんな切実な声を聞くたびに、私に何かできることはないだろうかと、いつも考えていました。ご夫婦お二人暮らしの方や、親子二世代で介護の負担が一人に集中しているケースでは、その大変さは計り知れません。仕事で疲れて帰ってきても、休日にだって、親御さんの食事の準備や買い物、身の回りのお世話に追われ、ご自身の時間をほとんど持てない…そんなお話を伺うたびに、胸が締め付けられる思いでした。

病院勤務で感じた「もどかしさ」
現在は、病院の地域包括ケア病棟で、入院されている高齢の患者様のリハビリに携わっています。ここでは、住み慣れたご自宅へ戻れるよう退院支援を行ったり、ご自宅での生活が難しい方には、その方に合った施設をご提案したりと、患者様が「その人らしく」生活できるようサポートしています。
しかし、病棟で働く中で、新たな「もどかしさ」を感じるようになりました。 今までご自宅で何とか生活できていた方が、病気をきっかけに身体機能が低下し、退院後にはご家族の支援が必須となるケースが少なくありません。もちろん介護保険サービスで賄える部分もありますが、ご家族の支えなしには成り立たないことも多いのが現実です。
現代は、小さなお子さんを育てながら親の介護も担う「ダブルケア」のご家族も増えています。仕事、家事、育児、そして介護…これら全てを一人で抱え込むのは、本当に想像を絶する大変さだと思います。
また、今まで家事のほとんどをお母様に任せていた息子さんが、突然お母様の介護が必要になった際、家事全般を担わなければならなくなり、途方に暮れてしまうといったケースも見てきました。バリバリと仕事をこなしてきた方ほど、慣れない家事や介護に直面し、「どうしたらいいんだろう…」と悩んでしまうのです。
病院では、退院後のご家族の生活にまで深く関わることが難しいのが現状です。特にコロナ禍以降は、ご家族と直接お話しする機会も減り、もどかしさを感じることが増えました。もっと、ご家族の皆様に寄り添いたい。退院後も、安心して生活を送れるように、何かお手伝いできることはないだろうか。そんな思いが、私の心の中に募っていきました。
このブログに込める思い:ゆとりと笑顔あふれる毎日を
そうした「もやもや」した思いを抱えながら、私はこのブログを開設することを決意しました。
介護保険サービスは素晴らしい制度ですが、それだけではカバーしきれない部分もたくさんあります。例えば、ご家族と同居されている場合、ヘルパーさんによる家事支援(掃除、買い物、料理など)は、原則として受けられません。仕事や育児で忙しいご家族が、それでも介護と家事を全て自分でやらなければならない…これでは、心身ともに疲弊してしまうのも無理はありません。
このブログでは、そういった皆様の日々の忙しさを少しでも軽減できるよう、介護保険ではカバーしきれない部分を補う様々な情報をお届けしていきます。
- 知られざる社会資源:地域には、介護保険以外にも様々な支援サービスが存在します。皆様の助けになるような情報をわかりやすくご紹介します。
- 便利なサービスや商品:介護を楽にするための便利なサービスや、日々の生活の負担を減らすための商品など、私自身の経験や知識から厳選した情報をお届けします。

医療や介護の専門職でも、意外と知られていない情報もたくさんあります。だからこそ、皆様に寄り添い、本当に役立つ情報を提供することで、「あとは自分たちで頑張るしかない…」という状況を少しでも減らしていきたいと強く願っています。
介護は、一人で抱え込むものではありません。 大切なご家族を支えるあなたの、心からの「しんどい」を少しでも減らし、ゆとりのある生活と、そして笑顔あふれる日々を共に築いていけるよう、私も一緒に考えていきたいと思っています。
最後に
介護は長い道のりです。その中で、時には心が折れそうになることもあるかもしれません。でも、あなたは一人ではありません。このブログが、皆様にとって少しでも心の支えとなり、前に進むためのヒントを見つける場所となれば幸いです。
ぜひ、これからもこのブログを読んでいただき、一緒にゆとりを生み出す介護を見つけていきましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。
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