にほんブログ村
皆さん、こんにちは。
介護サポートノートのゆりえです。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
介護保険サービスを利用する上で、欠かせないのが「ケアプラン」です。
これは、ご本人の生活を支えるための、いわば「設計図」のようなもの。
ご本人やご家族が積極的に関わることで、より良いプランが作れます。
この記事では、ケアプラン作成で気をつけることや、工夫できることについてお話しします。
1. ケアプラン作成で気をつけたいこと
ご本人の希望を最優先に

ケアプランは、あくまでサービスを利用するご本人を中心に作るものです。
「できることは自分でやりたい」 「趣味活動を続けたい」
こうしたご本人の思いを、ケアマネジャーにしっかり伝えて反映してもらいましょう。
例えば、「料理のこの部分だけは続けたい」「お風呂は一人で入りたい」など、具体的に伝えるのがポイントです。
生活全体を考える
ケアプランというと、つい介護サービスのことだけに目がいきがちです。
でも、大切なのは、ご本人の生活全体を考えること。
食事、睡眠、趣味、金銭管理など、介護サービス以外の部分にも目を向けて、バランスの取れたプランにしましょう。
かかりつけ医やお薬管理など、医療との連携も重要です。

無理のない計画に
介護度が高いほど、利用できるサービスは増えますが、サービスを詰め込みすぎるのは逆効果です。
毎日デイサービスに通ったり、訪問サービスを入れすぎたりすると、ご本人が心身ともに疲れてしまう可能性があります。
「人が毎日家に来るのは疲れる」と感じる方もいます。

心に余裕を持たせられるような、無理のない計画を立てることが大切です。
ご家族の負担も考慮する
ケアプランは、ご本人のためだけのものだと思われがちです。
でも、介護はご家族の協力なしには成り立ちません。
ご家族が心身ともに疲れないよう、負担を減らせるサービスを積極的に取り入れましょう。 介護をする方の体力や、仕事との両立も考慮して、ゆとりを生み出すプランを立てることが大切です。
将来の変化も見据えて
もし今は軽度の介護度だとしても、将来的に状態が変わる可能性も考えておきましょう。
一人で考えるのが難しい場合は、ケアマネジャーに「今後、状態が変わったらどうすればいいですか?」と相談しておくのも安心です。
2. ケアマネジャーへの伝え方
ケアマネジャーに、遠慮なく要望を伝えることが、良いケアプランにつながります。
- 具体的な要望を伝える
「お裁縫が好きなのですが、続けてできるデイサービスはありますか?」 「人見知りがちなので、一人でも居心地のいい施設はありますか?」 など、具体的な要望を伝えましょう。 - 優先順位を決めておく
「お風呂だけは毎回プロにお願いしたい」 「買い物支援は時々で大丈夫」 など、サービスに優先順位をつけておくと、スムーズに計画を立てられます。 - 日々の記録を残す
体調の変化や、介護で困ったことを日頃からメモしておきましょう。
ケアプランは定期的に見直しが入るので、その時に役立ちます。
3. ケアプランは「協働作業」
大切なのは、専門家であるケアマネジャーに任せきりにしないことです。
ご本人とご家族が積極的に参加することが、より良いケアプランを作ることにつながります。
ご本人に「これからもトイレは一人で頑張る」「毎日体操をする」といった目標を立ててもらい、それをケアプランに加えるのも良いでしょう。
目標が見えることで、ご本人の意欲も引き出せるかもしれません。

おわりに
「こんなこと相談してもいいのかな?」とためらわないでください。
ケアマネジャーは、あなたの悩みや希望を真剣に受け止める専門家です。
ぜひ今日から、ご本人の「できること」や「やりたいこと」をメモして、次のケアプランに活かしてみてください。

